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■■2004年8月8日発行■■


憲法・教育基本法も奪われた無法地帯・東京


★いいたい放題、やりたい放題の東京都教育委員会

 卒業式は教育課程の一環で「最後の授業」と呼ばれています。子どもたちが学びの成果を存分に表現する場とされていたからです。国旗掲揚・国歌斉唱徹底化を推し進める都教委のとどまるところを知らない暴挙は、子どもたちの想いをズタズタにし公教育を破壊するものです。


★信じられますか?こんなこともあるのです。

 ある都立高校の生徒会で、「日の丸・君が代」が問題になっているけど、なぜ問題なのか考えてみよう!と話し合いを持ちました。当然生徒会担当の教員も出席し意見を述べました。その意見を述べた教員、そしてその話し合いを許した校長・教頭も厳重注意の処分を受けました。
 教員だけではなく、子どもたちもじぶんの頭で考え自分の意見を持つと弾圧が始まるのです。基本的人権をも否定するわけですから、いうまでもなく東京都では、事実上教育基本法も憲法も改悪されたも同然です。
 教育に対する不当な支配に抗した約300人の教員が処分を受けました。驚くべきことに、処分をされた教員のうち約200人に「服務事故再発防止研修」を受けさせたのです。
 上記の研修は、飲酒運転とか万引きとかの非行に対して再発を防止するために行なわれるものです。懲戒処分を受けた教員たちは、裁判所に服務事故再発防止研修命令の執行停止の申し立てをしました。執行停止の申し立ては却下されたものの「研修の内容によっては違憲・違法の可能性も生じる」と警告しています。

学校に自由の風を!

 「こんなのって、おかしいじゃない、ねぇ」「生徒の卒業制作の絵を壇上いっぱいに飾るのをやめなきゃいけないんだって!」都立高校の母親たちのこんな会話から始まった「学校に自由の風を!」の運動は、都教委に通達の再検討を要請する署名運動、4月29日、6月12日と集会を重ね、本当に多くの人の連帯をつくってきました。
 6月12日東京・中野ゼロホールで開かれた「学校に自由の風を!」の集会では1200人の参加者が会場を埋め尽くしました。奪われた権利を取り戻し、学校に自由の風を吹き込むための運動はこれからが正念場です。


石原都知事&教育委員の問題発言

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■石原慎太郎都知事■
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  ○教育委員の今回の対応は大きな意味を持つと思う。5年10年先になったら、
   首をすくめて見ている他県は東京のまねをすることになるだろう。
   それが東京から国を変えることになるだろう。(04年4月)
  ○「憲法違反だというなら憲法違反だと言ったらいい。
   憲法そのものが私は存在として違反していると思うから(04年4月9日)


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■横山洋吉教育長■
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  ○「学習指導要領」基づきまして国歌の指導が適切に行なわれていれば、
   歌えない、あるいは歌わない児童生徒が多数いるということは考えられませんし、
   その場合は、ご指摘のとおり、指導力が不足しているか、
   学習指導要領に反する恣意的な指導があったと考えざるを得ません。(04年3月16日)


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■清水司教育委員長■
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  ○「日の丸・君が代」実施は大事なことですからね。日本人なんだから
   日本人じゃないということを表明するなら話は別だけど。(04年3月30日)


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■鳥海巌教育委員■
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  ○企業の改革でも、わずかの少数派はあくまでの反対。これは徹底的に潰さないと禍根がのこる。
   特に半世紀巣食っているガンだから、痕跡をのこしておくわけにはいかない。
   必ずこれは増殖する。(04年4月9日)


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■米長邦雄教育委員■
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  ○来年4月1日の異動が戦国時代の最後の戦いになる。
   これからの元禄時代の課題は週案の提出と男女混合名簿の改善だ。(04年4月9日)
  ○職務命令を出さなかった校長がいる。規律違反だから指導部長が呼びつけて
   高等学校教育指導課長の前でわびさせることをやってもらえるか。(04年5月24日)
文責・東本久子

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