情勢

過去の情勢を見る



TOP

市民連絡会ニュース

学習会・集会案内

市民連絡会の活動

その他イベント

資料

リンク

お問い合わせ




←次へ 前へ→

■■2006年9月30日発行■■


やった!予防訴訟全面勝利

 予防裁判 地裁判決が画期的な全面勝訴となりました。 皆様の日ごろからのご支援を心より感謝いたします!
 このたびの全面勝訴は、原告、弁護団、学者にとっても、これまで「日の丸・君が代」裁判が惨敗しているなかで、予想以上の素晴らしい勝利判決で喜びの興奮が今も去りません。
 私も原告の一人として法廷の最前列にて判決を聞きました。判決は普通数分で終わるところ、難波裁判長は25分にもわたって原告教職員の訴えを詳細に取り上げた主文を読みあげました。
 原告団も弁護団も正直言って、完全勝訴は考えていませんでした。何割かでも良い内容が認められればそれを手がかりにし、さらに運動を発展させて行こうと覚悟を決め、高裁への控訴の準備も整えて臨んでいました。

 
まさかの判決に感動の嵐

 午後1時30分から開廷、「原告は……」と始まり、「教職員には国歌斉唱および起立の義務はない」と続きました。法廷はざわめき喜びの声、拍手が起きました。「静粛に!」と弁護士の制止の声。
 「音楽教員は国旗伴奏の義務はない」
やったー!!
 裁判官の主文の朗読を聴きながら、「しかし」と言ってひっくり返されるのではないかと冷や冷やドキドキ不安でした。
ところが「『日の丸。君が代』については皇民化教育、軍国主義の精神的支柱の役割を果たした事は否定しがたく」と、教職員が陳述した内容が詳細に受け入れられていました。さらに、処分撤回、精神的被害に対して、慰謝料3万円も認められました。
 難聴の私は、間違って聞いているのでないかと不安でしたが、裁判長の言葉に「よし、よし」と誰かの声がかすかに聞こえ、原告席のNさん、加藤弁護士がニコニコしてこちらを見ているし、尾山弁護団長、澤藤弁護副団長、その他何人もの若い弁護士がメモを取りながら静かに聞いている様子を見ると、勝訴しているんだと嬉しさがこみ上げてきました。

 「(都教委の)通達や指導は、教育の自主性を侵害する上、教職員に対し一方的な理論や観念を、生徒に教え込むことを強制することに等しい。教育基本法が規定する不当な支配に該当し違法」と私たちが最も心配していた主張も取り上げて文字化してくれました。今後のたたかいの盾となる、夢のような判決でした。今まで裁判をやってきて本当に良かった。
 判決長が退席すると、遠慮しがちに拍手が起こり「すごーい!信じられない!」という声がわきあがり、あちこちで良かったと握手しあう原告、弁護団、支援者の姿がありました。私も、予防裁判を教え薦めてくださった市川寿美子さん(独協大教授・教育法学)と、ありがとうと抱き合って喜び合いました。法廷の途中で「全面勝訴」「都教委違憲違法」「画期的判決」「勝訴」「国歌斉唱義務無し」を伝えるために、若い3人の弁護士が門前に走り出て、法廷に入れない多くの原告、支援者に伝えました。
 喜びに湧く原告支援者の姿は3時のNHK報道で全国に知らされました。
 「もう悩まなくっていいんだ」「もうピアノを弾かなくてもいいんだ」。突き上げるような喜びが起こり、法廷でも、門前でも、判決を聞いていて多くの人が涙を流しました。その後弁護士会館に400人が集まり、記者会見が行われました。
 弁護団は、「教育裁判で画期的な歴史に残る判決」と絶賛。「一生で何度も出会わないような素晴らしい内容の判決だ。30年以上弁護士をやっているが、一番良かった」と、目をうるませ、記者団の質問に答えていました。
 今後、この判決を生かす取り組みをしていくよう原告一同も気を引き締めています。
 この判決を武器にし、教育基本法改悪阻止にむけてがんばりましょう!

木村葉子(原告)

HPに関するお問い合わせはこちらまで

All the copyrights of this site are in an author.