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■■2005年3月21日発行■■


今年の夏、教科書が危ない!!


 神話・家族・国家の強調、侵略と戦争への賛美、明治憲法への高い評価、南京大虐殺・朝鮮人強制連行・ジェンダーフリーの否定・・・。ヘンだと思いませんか。自由と平等、国際協調と平和、といった人類普遍の原理に竿をさす「あぶない」教科書が、今年の夏、採択されようとしています。ひょっとしたらあなたの町で、あなたのお子さんが通う中学校の社会科の授業で。
「あぶない」教科書とは、4年前(前回)は、世論のきびしい批判を浴びてほとんど採択されなかった「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史・公民教科書のことです。


ご存知ですか?教科書はどのように選ばれるのか?


 ところで、教科書をどのように選ぶかご存知ですか。教科書がなく、先生が教科ごとにテキストを選ぶ国も沢山ありますが、戦後の日本では、文科省が教科書を検定します。検定に合格した教科書の中から、市区町村など全国574カ所の採択地区の教育委員会が実質的に決定し採択するのです。直接子どもに関わる先生の声を聞くのは大事なことだと思うのですが、既に前回の採択の時から地区によっては、先生の意見はほとんど反映されていません。
 教育委員の任命が地方の首長や議会に委ねられていることから、「つくる会」は首長や議員に働きかけ、新聞など世論の場で話題にのぼらないうちに大量採択をもくろみ、前回の「リベンジ」をねらうようです。埼玉県の教育委員に昨年12月、「つくる会」の中心人物だった高橋史朗氏が任命されたのもそんな「作戦」の一部でしょう。
 あなたの町ではどうでしょうか? 教育委員さんはだいじょうぶ? 3月末までに教科書の検定が終わり、4月には「あぶない」教科書の内容が明らかになって、同時に各選択地区ごとに採択要項を決めるなどの作業に入ります。
 まず、知ることからはじめてみませんか。
 あなたの町に「つくる会」教科書反対の集会がなかったら、市民連絡会にアクセスしてみて下さい。また4月24日には、「つくる会」教科書の徹底分析と交流のための集会(同封チラシ参照)が開かれます。ご参加お待ちしています。
(東京都在住・教員)

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